月刊かがくのとも4月号「アリのかぞく」(2017年)
お知らせが遅くなってしまいましたが、先月福音館書店の月刊誌「かがくのとも」より作画を担当した「アリのかぞく」が4月号として先月発売されました。
タイトル通り、新女王アリが自分の家族を作り始めるはじめの一歩からのお話です。
描くことが決まった昨年の春、著者の島田拓さんに人工のアリの巣「アリマシーン2号ミニ」で暮らしているアリのかぞくをお借りしました。
「アリマシーン」は島田さんが作られたもので、普段見ることのできないアリの巣の中での動きがとてもよく観察できる優れものでした。
アリをはじめて飼育観察して、アリの臭いに気付いたのを初めとして、今まで気が付かなかったこと、見たことがなかったこと、知らなかったこと、沢山の初めてがありました。
こんなにじっくりアリを見続けたのも初めてで、改めてアリのかわいさに気付いてしまいました。
小さいとき観察しているつもりで何匹も殺してしまったアリたちへのごめんねの気持ちも込めて描きました。